時事問題で学ぶ中学公民

北朝鮮核実験実施から中学公民を学ぶ

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が9月9日に核実験を行いました。北朝鮮による核実験は5回目。日本だけでなく各国が抗議、非難しています。

 

核軍縮については公民で習うテーマです。

 

日本は被爆国でもありますし、北朝鮮は日本のすぐ近く。
時事問題の基礎となる知識を整理しておきましょう。

 

核軍縮の流れ

歴史の勉強とも関連しますが、核軍縮に関する出来事をまとめました。
条約は英語表記の略語が問われることもあるので、一緒に覚えておきましょう。

 

広島、長崎への原爆投下(1945年8月)

人類初の核兵器が使用された出来事。多数の一般市民が犠牲となった。

 

ビキニ環礁での水爆実験(1954年)

アメリカが太平洋のビキニ環礁で水爆実験を行ったことで、第五福竜丸の乗組員が被ばくした。核兵器反対の運動が世界的に広まるきっかけとなった出来事。

 

翌1955年には、第1回原水爆禁止世界大会が広島で行われた。

 

部分的核実験停止条約(1963年)

PTBT。地下以外での核実験を禁止するもの。

 

核拡散防止条約(1968年)

NPT。核兵器を保有している国をこれ以上増やさないようにするもの。アメリカ、ロシア(当時ソ連)、イギリス、フランス、中国の保有は認めているため不平等との声もある。

 

核兵器を保有しているインドとパキスタンは加盟していない。北朝鮮は2003年に脱退。

 

包括的核実験禁止条約(1996年)

CTBT。国連で採択した条約。宇宙空間も含むあらゆる空間での核実験を禁止するもの。

 

ただし、要件を満たしていないため未発効。国連での採択後も1998年にはインドとパキスタンで核実験が行われている。

 

北朝鮮も2006年に核実験を実施し、今回(2016年9月)が5回目。

 

核軍縮のポイント

条約上では核軍縮が進んでいるものの実効性となると疑問符がついてしまいます。

 

国際政治の中ではどうしても自国に有利なようにしようとどの国も動いているからです。あの国が核兵器を保有しているなら我が国も、と思うのも仕方のない面もあります。

 

いかに実効性のある核軍縮を進めるか」がこれからの課題です。
北朝鮮の核実験は日本にとって他人事ではありません。

 

現在進行形の問題として勉強しておきましょう。

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