食料自給率に関するグラフ【高校入試の公民分野対策】
高校入試問題の公民分野で定番なので食料自給率に関するグラフです。
「日本の食料自給率は低い」というザックリとした知識だけでは入試問題は正解できないようになっています。押さえておきたいポイントを最新グラフとともにまとめました。
入試前に確認しておいてください。
カロリーベースの食料自給率が40%以下
食料自給率にはカロリーベースと生産額ベースがあります。
入試ではカロリーベースと生産額ベースの定義が問われることはありません。
余計なことを覚える手間は省いてしまいましょう。
覚えておきたいポイントは下記の3つ。
- 生産額ベースもカロリーベースもグラフは右肩下がり
- カロリーベースのほうが低い
- カロリーベースは40%を下回っている
日本の食料自給率の推移
(農林水産省ホームページのデータから作成)
品目別で自給率が低いのは大豆、小麦、牛肉
品目別に見た日本の食料自給率は下記のとおり。
コメは高いのですが、100%ではないことを覚えておきましょう。
ほかに自給率が高い品目は、鶏卵、きのこ類、野菜。
魚介類は50%程度です。
試験では極端に低いものが狙われる傾向にあります。
グラフが空欄になっていて、ココにあてはまるものを選べといった出題です。
食料自給率が低いものを覚えておきましょう。
- 大豆… 7%
- 小麦…12%
- 牛肉…38%
(いずれも平成28年度)
日本の品目別自給率
(農林水産省ホームページのデータから作成)
食料自給率が200%以上なのがオーストラリア、カナダ
食料自給率は国際比較も行われます。
高校入試で出題されそうな特徴のある主な国を覚えておきましょう。
自給率が200%以上の高い水準で推移しているのがオーストラリア。
これに対し、2000年以上に急激に自給率を上げてきたのがカナダです。
また、100%を下回っている点では日本とイギリスは同じですが、推移は異なります。
1961年時点ではイギリスの食料自給率は日本を下回る42%(この時の日本は78%)でしたが、イギリスは食料自給率の引き上げに成功し、1977年に日本を上回りました。
各国の食料自給率の推移
(農林水産省ホームページのデータから作成)
最近急上昇のカナダ、日本を追い抜いたイギリスがポイントです。