中学公民「日本国憲法」のポイントチェック問題集
中学公民の単元「日本国憲法」に関するポイントをまとめました。
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日本国憲法と大日本憲法の比較
現在の日本国憲法と戦前の大日本帝国憲法(明治憲法)の比較表です。
名称 | 主権 | 分類 | 成立 | 内容 |
---|---|---|---|---|
大日本帝国憲法 | 天皇主権 | 欽定憲法 | 1889年2月11日発布 | 伊藤博文らがプロイセン憲法を参考に作成 |
日本国憲法 | 国民主権 | 民定憲法 | 1946年11月3日公布 | GHQによるマッカーサー草案をもとに作成 |
大日本帝国憲法→日本国憲法で、主権が天皇から国民に変わりました。
文化の日と憲法記念日
日本国憲法は1946年11月3日に公布され、翌1947年5月3日に施行されました。
公布された11月3日が文化の日、施行された5月3日が憲法記念日となっています。
大日本帝国憲法のポイント
- 天皇が主権者
- 天皇が統治権(司法・立法・行政)と統帥権(陸海軍)を持つ
- 人権は天皇により与えられたもので、法律による制限が可能
日本国憲法の三大原則
テストでの必須項目です。丸暗記しておきましょう。
- 国民主権…国の政治の決定権は国民にある
- 基本的人権の尊重…侵すことのできない永久の権利(第11条)
- 平和主義…戦争の放棄(前文と第9条)
日本国憲法における天皇の位置づけ
- 天皇は日本国の象徴であり日本国民統合の象徴
- 天皇は内閣の助言と承認に基づいて国事行為のみ行う
天皇が行う主な国事行為
内閣総理大臣の任命、最高裁判所長官の任命、憲法改正、法律、政令、条約の公布、国会の召集、衆議院の解散、国会議員の総選挙の施行を公示など。
任命と指名
人を選ぶことを指名といい、指名された(選ばれた)人に職務を命じることを任命と言います。天皇が行う国事行為となっているのは内閣総理大臣の任命、最高裁判所長官の任命なので、天皇に指名権はなく、あくまで指名された人を儀式的に任命するだけとなります。
憲法改正の手続き
日本国憲法改正の手続きは、憲法第96条で定められています。
憲法改正の流れ
- 衆議院、参議院それぞれの総議員の3分の2以上の賛成で発議
- 国民投票による過半数の賛成
- 天皇が公布
憲法改正の国民投票は、18歳以上の日本国民が有権者となります。
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