中学公民「裁判・司法」のポイントチェック問題集
中学公民の単元「裁判・司法」に関するポイントをまとめました。
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裁判所の種類
裁判所名 | 内容 |
---|---|
最高裁判所 | 最高裁判所長官と14人の裁判官。任命後の衆議院総選挙で国民審査を受ける。 |
高等裁判所 | 全国8か所 |
地方裁判所 | 全国50か所(全都道府県に各1か所、北海道は4か所) |
家庭裁判所 | 全国50か所(家庭内や少年の問題を扱う) |
簡易裁判所 | 全国438か所 |
三審制
1つの事案で3回まで裁判を受けることができます。これを三審制といいます。
第一審(最初の裁判)の結果に不服があり、第二審を求めることを控訴といい、第二審の結果に不服があり、第三審を求めることを上告といいます。
【三審制の流れ】第一審→(控訴)→第二審→(上告)→第三審
裁判の種類
裁判の種類 | 内容 |
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刑事裁判 | 罪を犯したかどうかを審議する |
民事裁判 | 人と人の争いごとを審議する |
弾劾裁判 | 裁判官を辞めさせるかを審議。国会に設置される |
弾劾(だんがい)裁判は、特殊な裁判ですので、一般的な裁判とは刑事裁判と民事裁判の二種類になります。
告訴と告発
似たようなキーワードですが意味がちがいます。
- 告訴…犯罪被害者が訴えること
- 告発…被害者ではない第三者が犯罪行為を知らせること
「告訴するぞ!」と言えるのは犯罪被害者だけなんです。被害者ではないけれども、悪いこと(犯罪)をしている人を訴えるのは告発です。
三審制のところで出てきた控訴とも混同しないようにしましょう。控訴とは第一審の結果に不服で第二審を求めることです。
「裁判」に関する主な憲法条文
テストで出題されやすい条文とフレーズ
第31条 | 何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。(罪刑法定主義) |
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第32条 | 何人も、裁判所において裁判を受ける権利を奪はれない。(裁判を受ける権利) |
第76条 | すべて司法権は、最高裁判所及び法律の定めるところにより設置する下級裁判所に属する。 |
第76条3 | すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される。 |
第78条 | 裁判官は…公の弾劾によらなければ罷免されない。 |
裁判員制度のポイント
- 2009年5月に開始
- 有権者の中から抽選で選ばれた人が裁判員となる
- 刑事事件の第一審が対象
- 殺人や強盗など凶悪な犯罪が対象
- 6人の裁判員と3人の裁判官で審議を行う
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