時事問題で学ぶ中学公民

世界の平均気温から中学公民を学ぶ

7月の世界の平均気温が過去最高を記録したと発表されました。

 

米海洋大気局が8月18日に発表したもので、2016年7月の世界の平均気温が16.67度と観測史上最も暑い月だったそうです。

 

これまで最も高かったのは昨年(2015年)の7月で16.16度。
世界的に見れば月別で最も暑いのは7月なんですね。

 

ただ、7月以外も月別の平均気温は過去最高を記録し続けています。
地球温暖化が現在進行形の問題となっているということです。

 

地球温暖化についての中学公民のポイント

公民では環境問題のところで地球温暖化について取り上げられています。

 

地球温暖化とは、温室効果ガスにより地球全体の気温が上昇する現象のこと。
化石燃料の消費が増えた20世紀後半から顕著になってきた問題です。

 

「温暖化」という言葉から暖かくなるならイイんじゃないと思ってしまうのは間違い。
地球温暖化には次のような問題点があります。

 

地球温暖化による問題
  • 北極、南極の氷が溶け海水面が上昇(海に沈む国が出てくる)
  • 豪雨など異常気象による災害の増加
  • 熱帯の伝染病が温帯にも広がる

日本でも影響がすでに出てきていますよね。
異常な猛暑やゲリラ豪雨。

 

さらにこれからは蚊などを媒介にした熱帯地方の伝染病が日本でも拡がってしまう恐れがあります。2014年に流行したデング熱もそのひとつです。

 

そこで、温暖化に対してはいくつかの対策がすでに取られています。
キーワードで覚えておきましょう。

 

気候変動枠組み条約(1992年)

リオデジャネイロで開催された地球サミットで採択された条約。

 

2016年にオリンピックが開かれたリオデジャネイロで採択されたものなので、時事問題と関連した出題があるかもしれません。マークしておきましょう。

 

ちなみに、1992年はバルセロナ五輪(スペイン)が行われた年で、日本選手では岩崎恭子さん(水泳200m平泳ぎ)らが金メダルを獲得しました。

 

京都議定書(1997年)

国ごとに二酸化炭素の排出削減枠を決めたもの(発効したのは2005年)。
日本は1990年比で6%減。

 

会議が開かれたのが京都だったのでこのように呼ばれます。
日本の都市名がついていることもあり、こちらも試験ではよく出題されます。

 

京都議定書というワードがあったら「地球温暖化」関連だと覚えておきましょう。

 

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